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2007年2月 2日 (金)

徳不孤(とくこならず) ベニー・アグバヤニ

今日のブログは、妻が2004年に感動のあまり書き留めたものである。

めずらしくまともな文章だったので、今回は夫の私が載せてみた。Blog_059

 

論語に「徳は、孤ならず」、徳のある人は孤独にはならないという意味の言葉がある。

 2004年のシーズンはじめ、マリーンズに入団したばかりのベニー選手にサインをいただき、握手を求めると、すこし驚き気味の後、すかさず手袋をはずしこちらが恐縮するくらい丁寧に握手をしてくれた。

 序盤、成績はおもわしくなかったが、体型からは想像できないくらい、速い足を持ち、守備も良い。なにより、ひとつひとつのプレーを大切にしている。

 暑い夏がおとずれる頃は、ハワイアンの彼はチームにとって大きな軸になっていた。

誰も打てなくても、彼だけは打った。

足を生かした内野安打から、打った瞬間わかる特大ホームランまで・・・。

  

その年の西武戦。相手ピッチャーは松坂。

92アウトまで、手も足も出ず、三振の山。

敵ながら怒りを越し、感動さえ感じていた。

そして最後の打席、その日怪我でベンチだったベニーが代打で出てきた。

バットには当てたが、強い内野ゴロで終わった。

いつもの彼なららくらく内野安打だったことは、1塁内野席で見ている客たちは知っていた。

彼は、打った瞬間いつものように、あきらめず必死に走った。歩くことさえままならない足を引きずりながら・・・。

そして、客たちは叫んだ。

  「ベニー、もう走るな。

        わかっているから!」と。

目頭を熱くさせた瞬間であった。

この日を境に、彼は本当のマリンのリーダーになったことは言うまでもない。

 

         この年の彼の記録は、

     打率315、35ホーマー、100打点。Blog_117

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コメント

記憶に残るっているシーンが多く掲載されていて脳が活性しています。

キャンが始まりましたが、なぜかベニーがテレビに映りません???

参加していますよね??? ズレータだけというかマリーンズの映像が少なく寂しいよ~!

投稿: abe | 2007年2月 3日 (土) 11時08分

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