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2009年2月19日 (木)

勝利の笑顔を見られる日のために・植松優友

数少ない石垣島キャンプのニュースを見つけると、掘り出し物を見つけたようなラッキーな気分になる

紅白戦で誰がホームランを打ったとか、いい当たりだったとか、たくさん打撃のガンバリが載っていた

その時はうれしいが、よ~く考えてみると

  『紅白戦だから打たれているのも

        うちの選手なんだよね~

と、ちょっぴり複雑な気持ちにもなる

   

それは偶然見たTVだが、必然だったのかもしれない・・・

画面には、自信に満ちた投手が超強気で投げ込み、大きな体の打者を三振に取っていた

2007年夏・・・7月末の高校選手権大阪府大会の結果がTVで流されていた

   

現日ハムの中田選手がマスコミに騒がれていたが、決勝戦で敗退し甲子園出場ならずというスポーツニュースだった

中田選手のバットには、球が当たらず終わったと言う

マスコミは中田選手中心の報道だったが、よくよく考えてみれば三振をとった相手がいるのである

この時の相手というのが、

    金光大阪の植松優友投手

彼はすでに前年大阪桐蔭の中田と対戦しており、関東では知られていないが関西では

 『大阪桐蔭を、中田を

   止められるのは植松しかいない』

と言われていたそうだ・・・2006年の対戦では試合は負けたが、中田には打たれなかった

しかし、次の春季大会ではPLに完敗し、監督はあえて突き放したように

『自覚の問題。きれいにまとめたピッチングなんか見たくない!』

と、言い放ったという

  

そして2007年夏、前年の雪辱とともにエース植松の“強気のインコース”が復活し、金光大阪を甲子園へ導いたのだ

  

そんな彼は、ロッテにドラフト2位で入団

新人合同自主トレでは、初日から1位の唐川くん以上にファンの目を引いた

屈託のない笑顔、サインをする姿はうれしくてしかたないようでファンにお礼を言いながらサインをしていたことを覚えている

大阪のスカウトにすでに『和製ランディ・ジョンソン』と言われていたが、この自主トレの際にも、立花コーチから同じことを言われ、次の日にはマスコミにもそのコメントが流れた

すでに恵まれた骨格を持ち合わせていた植松くんだが、唐川くんと比べ、本能だけで野球をやって来た事は一目瞭然

社会人からも多かったこの年のドラフト・・・周りはすでに経験あることも、彼には初めてなことばかりだったようである

日が重なれば重なるほど、彼は思うように行かなくなって来たようだった

唐川くんは途中から1軍に行き、阿部くんは日増しにファームだが試合出場数が増えていく

焦らないほうがおかしいし、不安も増大しただろう・・・だが、素材で入ってきた人間と、プロで通用するように練習をすでに高校でこなしてきた人間とでは、ロッテの球数制限での指導方法では、皮肉なことに一層差がついていく

トレーニング一つでも違いがあった

そのトレーニングと初めて出会い、どこに効くのか手探りで行なうのと、高校時代すでに身につけていたのとではやはりわずかながら差がつくものだと思う

  

ある日の浦和球場・・・試合が終了し、ユルユル帰路についた

選手達もほとんどいなくなったグラウンド・・・門を出る時、植松くんとすれ違ったのだが、いつもの笑顔とは違ってもの悲しい表情をしていた

思い過ごしかもしれないが、本能的に見てはいけないのでは?なんて思うほど悲しそうに私には感じた

門を出て、ふと金網越しにグラウンドの方に目をやると、グラウンドの横にある練習の場のブロックの壁に向かって必死に、そして悔しそうに一人ボールを何度も何度も投げつけていた

その表情を見た時、カメラを向けることは私にはできなかった

 この時の姿を見て思ったことは、

 “プロの壁に苦しんでいるのかな”と。

  

先日の鴨川キャンプの際、植松くんのまだ幼さの残る笑顔を見た時、なぜかうれしく思った

     まだまだ若い!

  

Ue 今はロッテの柱としてがんばっているコバ宏投手だって、ここまでくるに長い下積みがあったのだ

  

プロの成功者は、家庭に苦労があると大成するという

女手一つで育てられた子、植松くん

お母さんも植松くんも苦労したはずなのに、あの笑顔をみると微塵も苦労という文字は浮かんでこない

あんなに素敵な笑顔をする子を育てたお母さんのためにも、焦らず成長していって欲しい 

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コメント

植松君は潜在能力は充分にあるんだから、自分自身が一流の投手になるには何が足らないのか見つけ出し(コーチから教えて貰い)3年計画位で克服してほしい。
唐川投手はたまたま今の投手にないタイプだったので、昨年の前半は1軍で通用したのです。
挫折も肥やしです。やけにならずハングリー精神で努力すれば必ず花が咲きます。
小生も期待し、影ながら応援しています。がんばれ!努力・練習は嘘をつかない。石の上にも3年です。しっかり基礎体力をつくって息の長い投手になるようお伝えください。

投稿: 和田 興三(静岡) | 2009年2月19日 (木) 07時17分

07年12月の新入団選手発表会、セレモニーのあとに行なわれた選手の記念撮影会。
ドラ1唐川くんは地元だからご親族がたくさんでしかもメディアもたくさんでとっても
華やかな記念撮影。
ステージいっぱいに広がる笑顔がとっても
印象的でした。唐川くんはとても
謙虚でどこにいるのかわかんないくらいでしたけど(笑)。
そのあとの植松くん。
大阪から来られていたのはお母さまと多分ご親戚の男性の方。
3人で広いステージの真ん中に肩を寄せ合って
でもとても誇らしげなスマイルで写真に納まっていました。
植松くんは小柄で控えめに後ろに下がってしまいそうなお母さまの肩をしっかり抱いて
前に押し出すようにスマイル☆
お母さまはとても恥じ入っていた感じだったけど
本当にうれしそうで、そして
広いステージの上で誰よりも美しく微笑まれていました。

植松くん、キミはきっとランディを越えられる。
その素材は大切なご両親からいただいた大切なカラダ。
たくさん鍛えて見えない力を引き出して
そして左のエースになるためにたくさん打たれて経験を積んでほしいと思います。
くじけて眉間にしわがあった時期もあったけど
そういうことも大切なトレーニング。
いっぱい走っていることも毎日遅くまでトレーニングしていることも
いつか笑って話せるよ。
今年も笑顔、忘れないようにがんばって練習してね!

投稿: sedona | 2009年2月19日 (木) 09時10分

和田さん、こんにちは
大人数の金光大阪の野球部のエースってことは、本来凄いことだと思います。
今年は、ファームもピッチングコーチを増やしてくれたので、きっと左でも指導が行き届くと思われます
高校時代の強気な攻めを思い出し、今シーズンは心からの植松くんの笑顔を見られたらって思います

投稿: ふじきせき | 2009年2月19日 (木) 17時53分

sedonaさん、素敵な情報ありがとうございます・・・そんなことがあったんですか~
唐川くんらしいし、植松くんらしいし・・・って、微笑ましい気分になりました
2人とも、対照的ですが同じ位応援したくなる、そんな選手です
じっくり鍛えて、息の長いいい投手に成長してほしいですね

投稿: ふじきせき | 2009年2月19日 (木) 18時10分

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